Advantage : 情熱/家族の愛/行動力
Key : 本/映画/日本/男性/環境問題/海/沖縄/人間力大賞
Info : 本 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784093878890
DVD
てぃだかんかん(=太陽がかんかん照り)が良く似合う、“美ら海”を取り戻すんだ。子供たちに残すんだ。
金城浩二さん、生粋の海人。職業コーラルマンとしてサンゴ再生活動に励んでいる。
1998年より、サンゴの養殖に取り組み、2004年に世界初の養殖サンゴ産卵を成功させる。
2007年、人間力大賞等を授与される。
現在も海の種代表、NPO理事長としてサンゴ再生活動中。
発端は1998年。死んで白化した大量のサンゴを見つけて驚愕した。
この時、調べてみると、1970年代と比べて、沖縄の9割以上のサンゴが消えていたことを知った。このままでは、30年後に世界中のサンゴが絶滅するとも言われていた。しかも、地球の海の約0.2%の海しかサンゴは生存しておらず、沖縄はその貴重な一地域である。
俺が元の海に戻してやる!
今やらなきゃダメだ!
これからはお金じゃなく、自分が死ぬときに後悔するか、しないか。それをモノサシにして生きていこう。
生き物を相手にウソの無い仕事をしていこう。
うーん、考えさせられる誓いです。
ここで、Save the earth, Save the ocean!、Act Now!!!と思った人は沢山いるでしょう。しかし、その内の何人が、誰が立ち上がり、Actionしたでしょうか。ダイバー、サーファー、釣り人etc,etc,,,,
だから、私は金城さんはエライ!と言いたいです。
そして、前例が無く、今やっていることが正しいのか、否か、先が予測できない状況で活動を継続中。少しずつ前進しながら、活動資金を借金として負いながら、未来に向かっている志に、もう一度エライ!&ありがとう、と言いたい気持ちになりました。
一般人の金城さんは、0から手探りで活動を始めました。
本書に書かれているように、回り道や詐欺被害、その間に雪だるま式に膨れ上がる借金(活動資金)を抱えたりと、不器用に、でも正直に多難な道を歩んできたことが分かります。
金城さんのピンチを救うのは、いつも、家族の言葉です。“家族が全ての原動力”と言い切れるって、とても素敵だと思います。
「お父さんなら、きっとできるよ。」と、飛び切りの笑顔の奥さん。
・・・・3人目の子供が生まれる直前、仕事を辞めてコーラルマンに転身を決めた時
「海を上等にするお父ちゃんの方がカッコイイ。」と、子供。
・・・・活動資金の借金、生活苦で、サンゴ活動を辞めるか悩んだ時
「家なんか失ってもいい。たとえ家が無くなっても、私も子供たちもお父さんについていくよ。」と、奥さん。・・・・詐欺被害で更に多額の借金を負い、途方にくれて死を考えた時
こんなこと言われたら、号泣してしまう。そして、ナンクルナイサーって頑張る気力が湧いてきそうです。
彼の“てぃだ”(=太陽)は奥さんに違いない。“てぃだ”の光に照らされて、これからも輝いてほしいと思います。
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