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Viva La Vida ビヴァ ラ ビダって、「今を生きる」 を感じること。 実在人物の軌跡、考え、心、光と闇に触れて感じるスペース ☆ 私的セレクト図書館。 

ラベル 海 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2014/07/21

ソウル・サーファー (べサニー・ハミルトン、プロサーファー)

原題 : SOUL SURFER
Advantage : 情熱/勇気/絆/サーファーの魂
Key : 本/映画/女性/海外/海/サーフィン 

Info: 本/DVD

ソウル・サーファーソウル・サーファー DVD


 べサニー・ハミルトン(1990~)、ハワイ在住のプロサーファー。
2003年 13歳の時、サーフィン中にサメに片腕を食いちぎられる事故にあう
2004年 ティーン・チョイス・アワードの特別賞(全米で最も尊敬される10代の人として選ばれる)
2005年 NSSA(全米アマチュアサーファーで最も権威ある大会)のチャンピオンとなる
現在   プロサーファーとして活躍中。
     人々を勇気付ける支援やボランティア活動に、精力的に協力参加している 


 べサニーは、ハワイ在住の美少女“片腕のサーファー”としてメディアにも多く取り上げられた時期があり、日本でも、特にサーファーには知られている存在です。
一般報道では、見た目の美しさ、将来を期待されていたサーファー少女の片腕がサメに食いちぎられるというショッキングな事故、劇的なカムバックと活躍という部分が注目されがちだと思います。
この本を読んで印象的だったのは、彼女のサーフィンへの情熱と才能、努力という面よりも、むしろ、それらを形成し、支える生活環境、家族愛について語られるていること、浮かび上がってくるベーシックな人間性、QOLについて考えさせられます。

“神様は、私に片腕を失うという事故を巡り合わせたのは、今後の生活をより良いものとするためのお心です。皆さんの愛に感謝します。”
“片腕だからできないということは殆どない。やり方を変えて、それを自分のものにしていくだけ。”
“私の経験が少しでも役に立つなら、勇気を与えることができたら、それが私の使命。”と、TVや講演に積極的に参加。

本に描かれていない、本人にしか解らない不安や葛藤は沢山あったであろう生活の中で、確かに、勇気と努力は素晴らしく、賞賛に値するものだと思います。
ただ、13~14歳の少女の、事故後間もない発言としては、落ちすぎ過ぎているような悟り感に、違和感を感じました。何となく共感しにくい、自分だったら同じような立派な行動、振る舞い、強い意志を保つことができるのか、と考えてしまいます。彼女を支えたパワーとは?
  
  13歳の心と体は、順応性と可能性が高い。
  宗教愛を大きな心の拠り所とした人生観を持っている。
  家族環境による愛、QOLの概念が強い信念となっている。
  サーフィンが大好きという情熱、目標が明確。

 両親は共にハワイの海とサーフィンに魅せられて、アメリカの他の土地から移住。サーフィン中心の生活、そのために仕事も選択。ハワイの地のパワーを感じ、お金や地位とは無縁の人類愛、隣人と協力し合って穏やかに過ごすことに価値を見出していきます。
そんな家族の中で育ち、サーフィン、家族愛、宗教愛が幸福の価値、QOLであることが明確です。

 まっしぐらなQOL感、そういう人生に憧れる部分もあります。
海とサーフィンが大好きで、人の役に立つために生きるべサニー、これからも活躍してほしいです。

2013/12/18

てぃだかんかん (金城浩二、沖縄サンゴ保護活動家)

サブタイトル : 海とサンゴと小さな奇跡
Advantage : 情熱/家族の愛/行動力
Key : 本/映画/日本/男性/環境問題/海/沖縄/人間力大賞

Info : 本 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784093878890

      DVD

   てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~ [DVD]

 てぃだかんかん(=太陽がかんかん照り)が良く似合う、“美ら海”を取り戻すんだ。子供たちに残すんだ。

 金城浩二さん、生粋の海人。職業コーラルマンとしてサンゴ再生活動に励んでいる。
1998年より、サンゴの養殖に取り組み、2004年に世界初の養殖サンゴ産卵を成功させる。
2007年、人間力大賞等を授与される。
現在も海の種代表、NPO理事長としてサンゴ再生活動中。

 発端は1998年。死んで白化した大量のサンゴを見つけて驚愕した。
この時、調べてみると、1970年代と比べて、沖縄の9割以上のサンゴが消えていたことを知った。このままでは、30年後に世界中のサンゴが絶滅するとも言われていた。しかも、地球の海の約0.2%の海しかサンゴは生存しておらず、沖縄はその貴重な一地域である。

そして、誓う。
 俺が元の海に戻してやる!
今やらなきゃダメだ!
これからはお金じゃなく、自分が死ぬときに後悔するか、しないか。それをモノサシにして生きていこう。
生き物を相手にウソの無い仕事をしていこう。

 うーん、考えさせられる誓いです。

 ここで、Save the earth, Save the ocean!、Act Now!!!と思った人は沢山いるでしょう。しかし、その内の何人が、誰が立ち上がり、Actionしたでしょうか。ダイバー、サーファー、釣り人etc,etc,,,,
 だから、私は金城さんはエライ!と言いたいです。
 そして、前例が無く、今やっていることが正しいのか、否か、先が予測できない状況で活動を継続中。少しずつ前進しながら、活動資金を借金として負いながら、未来に向かっている志に、もう一度エライ!&ありがとう、と言いたい気持ちになりました。

 一般人の金城さんは、0から手探りで活動を始めました。
本書に書かれているように、回り道や詐欺被害、その間に雪だるま式に膨れ上がる借金(活動資金)を抱えたりと、不器用に、でも正直に多難な道を歩んできたことが分かります。
金城さんのピンチを救うのは、いつも、家族の言葉です。“家族が全ての原動力”と言い切れるって、とても素敵だと思います。

「お父さんなら、きっとできるよ。」と、飛び切りの笑顔の奥さん。
・・・・3人目の子供が生まれる直前、仕事を辞めてコーラルマンに転身を決めた時

「海を上等にするお父ちゃんの方がカッコイイ。」と、子供。
・・・・活動資金の借金、生活苦で、サンゴ活動を辞めるか悩んだ時

「家なんか失ってもいい。たとえ家が無くなっても、私も子供たちもお父さんについていくよ。」と、奥さん。・・・・詐欺被害で更に多額の借金を負い、途方にくれて死を考えた時

 こんなこと言われたら、号泣してしまう。そして、ナンクルナイサーって頑張る気力が湧いてきそうです。
 彼の“てぃだ”(=太陽)は奥さんに違いない。“てぃだ”の光に照らされて、これからも輝いてほしいと思います。

2013/12/14

マーヴェリックス/波に魅せられた男たち (ジェイ・モリアリティ、サーファー)

原題 : Chasing Mavericks
Advantage : 情熱/勇気/絆/サーファーの魂
Key : 映画/男性/海外/海/サーフィン 

Info : DVD   ← 迫力、興奮の動画あり。   公式ファンページ  
    
マーヴェリックス/波に魅せられた男たち DVD

 伝説のサーファー、ジェイ・モリアリティを知っていますか?
これは、ジェイの熱く燃えた青春、“サーフィンを愛する魂”at サンタクルーズ、カリフォルニアのStoryです。
大迫力の波と海、サーフィンへの情熱と挑戦、それを見守る人々との絆。
全てのサーフィンLover、オーシャンLoverに捧げたい、そして、この映画を見て共に味わえるであろう感慨と興奮を分かち合いたい気持ちで一杯になります。

 幼い頃から母と二人きりのジェイは、貧しい暮らしと、生活を支えることだけに精一杯の母に気兼ねしながら育ってきました。ある日、海で溺れたていたところを、近所に住むサーファー、フロスティに助けられます。それは宝物を見つけた日、サーフィンへの憧れと、彼のヒーローで師匠となるフロスティとの出会いでした。

 サーフィンに恋する高校生のジェイは、同じ年頃では並ぶ者の無い程、その技量を真っ直ぐに伸ばしていきます。そんな時、こっそりフロスティの後をつけて、伝説のモンスターWaves=マーヴェリックスに挑んでいく男たちを見てしまうのです。
冬季の限られたチャンスにしか出会うことのできないマーヴェリックスはビル7階の高さ!もう圧巻です、自然の偉大さに驚嘆するしかありません。

マーヴェリックスにショックを受け、魅入られたジェイは、自分も仲間に入れてくれと頼みますが、フロスティは頑なに断ります。
複雑な家庭環境で育ったフロスティは、ヒトとの、父のように慕ってくれるジェイとの関係に踏み込むことを避けていて、また、家族を愛すると同時に、命の危険を冒してもマーヴェリックスを断ち切れない自分のサーファーの業に、心が迷っていたからです。
結局、唯一の理解者である妻の言葉に押され、ジェイとともに進み始めます。12週間のトレーニング課題という条件付で、肉体、精神、感情そして魂を鍛えることを伝授していきます。

 この教え、グッときました。トレーニングにひた向きなジェイの姿と共に。
自然と共に呼吸し、一体化すること。
大波に挑んでいくことだけでなく、全てを包む大自然、地球の一部である自分の存在を受け入れつつ、それを享受することこそ、サーフィンの原点です。改めて、サーフィンの楽しみに気づかされます。
 そして、原題Chasing Mavericksについて、大波を追い続ける挑戦というそのままの意味よりも、マーヴェリックスに挑戦する資格を得る、極めることを追求するサーファーの敬意と崇高な魂を表している、素敵なタイトルだなと連想しました。

 マーヴェリックが現れる決戦の日、あまりのモンスターWavesの脅威に、参加者は続々とリタイアを余儀なくされます。ジェイも仲間が見守る中、大波に飲み込まれ、命さえも心配される間一髪で状況で浮上してきます。しかし、近寄った救助艇に、“救助じゃないよ、僕のボードをくれ”と言って、再び果敢に立ち向かっていきます。
そして、とうとうマーヴェリックを制覇、16歳の勇気に誰もが驚き、心動かされたのです。

 ジェイは22歳の若さで他界します。(ダイビング事故)
サーフィンに没頭し、幼馴染との一途な愛を貫いて結婚、フロスティや仲間との絆、色濃く凝縮された短い人生を駆け抜けました。

 運命って気まぐれだ。
本当に本当にサーフィンが大好きだった、ひた向き。
22歳までの若さと純粋さは、その他のしがらみなんて無縁だった。
これがジェイを伝説のサーファーとして有名にした要因の全て、映画からはシンプルにこれだけだと感じました。
その上に、ヒトとの出会い、タイミングがリンクするということ、これは神様からのギフトなんだろう。
ジェイの場合は、この前髪を見据えていて掴み取ることができた、これが最終的に大切なことだと思います。

 溺れていた小学生のジェイは、フロスティに助けられた瞬間、劇的な何かをサーフィンに感じたでしょうか?

 最愛の妻を亡くして茫然自失のフロスティが、海の真ん中で独り、ボードに跨って何時間もプカプカと漂っていた時、ジェイがその姿を見つけて、そっと寄り添い、親ほど年上のフロスティを懸命に励ますシーンがあります。
海の生命力と静けさに包まれて、心の絆が伝わってくる感動的なシーンです。
 ジェイはこの瞬間、運命的なヒトとの巡り合いについて、間違いなく、何かを感じていただろうと思います。

 とにかく映画を、映像を見てください。心が共鳴する感じです。
サーフィンて、海って最高だ。心の絆って素晴らしい。