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Viva La Vida ビヴァ ラ ビダって、「今を生きる」 を感じること。 実在人物の軌跡、考え、心、光と闇に触れて感じるスペース ☆ 私的セレクト図書館。 

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2013/12/20

おにいちゃんのハナビ (一般人の実話、引きこもり)

Advantage : 勇気/家族の愛/心の弱さ
Key : 本/映画/男性/日本/一般人
Info :
    DVD

おにいちゃんのハナビ (朝日文庫)おにいちゃんのハナビ [DVD]

 実話を元にした小説(脚本)、病弱な妹の運命を見守る苦しさ、死に直面した絶望、それから愛するヒトの死を受け入れ、自分にできることを考えて歩き出すまでの、「心の旅」の物語です。
ある一人のおにいちゃん、太郎の、妹ハナを大切に思う気持ち、自分を変えようと歩みだす勇気、“ハナに捧げる花火”を作る姿に感動します。
 そして、その特別な“ハナの花火”が天国に向かって花開いた次に、“おにいちゃんの花火”が、太郎のためにサプライズで打ち上げられます。

 一家がハナの療養のために、東京から移住してきた地、新潟県小千谷市片貝町では、花火祭りに「奉納花火」を打ち上げる風習があります。全ての花火は、人生の節目を祝う気持ちを込めた奉納花火なのだそうです。
 
 二人はとても仲の良い兄弟でしたが、いつも家族、生活の中心はハナという環境で育ち、太郎は自分の本心を言えないまま過ごしてきました。段々と心の歪みが大きくなり、誰にも心を開かない中学、高校生活を送り、ハナの死が避けられない状況になった時に、とうとう心が折れて、引きこもりになってしまいました。
しかし、どんな時も努めて明るく、必死におにいちゃんを励まして、引っ張り出そうとするハナの健気さに心動かされ、始めはハナと二人一緒に、少しずつ外と交流を持とうと動き始めます。
 しかし、ハナは楽しみにしていた花火祭りを待たずに亡くなり、引きこもり脱出のリハビリ中の太郎は、深い悲しみを前向きに生きる力に変えて進む決心をします。そして、“ハナに捧げる花火”を
上げる、その花火も自分で作ると誓います。
 
 引きこもりからの脱出、一大決心だったと思います。ハナのために頑張るおにいちゃんを、そっと見守ってきた人々、ハナの友人等、周りの沢山の人達からの気持ちで、「あなたの頑張る姿に励まされました」というアナウンスで打ち上げられます。
これ実話、泣ける話です。

 一歩踏み出す自分の勇気、それから、ハナと周囲の温かい気持ちが結びついて咲いた花は、心に染みる美しさだっただろうと思います。

2013/12/14

マーヴェリックス/波に魅せられた男たち (ジェイ・モリアリティ、サーファー)

原題 : Chasing Mavericks
Advantage : 情熱/勇気/絆/サーファーの魂
Key : 映画/男性/海外/海/サーフィン 

Info : DVD   ← 迫力、興奮の動画あり。   公式ファンページ  
    
マーヴェリックス/波に魅せられた男たち DVD

 伝説のサーファー、ジェイ・モリアリティを知っていますか?
これは、ジェイの熱く燃えた青春、“サーフィンを愛する魂”at サンタクルーズ、カリフォルニアのStoryです。
大迫力の波と海、サーフィンへの情熱と挑戦、それを見守る人々との絆。
全てのサーフィンLover、オーシャンLoverに捧げたい、そして、この映画を見て共に味わえるであろう感慨と興奮を分かち合いたい気持ちで一杯になります。

 幼い頃から母と二人きりのジェイは、貧しい暮らしと、生活を支えることだけに精一杯の母に気兼ねしながら育ってきました。ある日、海で溺れたていたところを、近所に住むサーファー、フロスティに助けられます。それは宝物を見つけた日、サーフィンへの憧れと、彼のヒーローで師匠となるフロスティとの出会いでした。

 サーフィンに恋する高校生のジェイは、同じ年頃では並ぶ者の無い程、その技量を真っ直ぐに伸ばしていきます。そんな時、こっそりフロスティの後をつけて、伝説のモンスターWaves=マーヴェリックスに挑んでいく男たちを見てしまうのです。
冬季の限られたチャンスにしか出会うことのできないマーヴェリックスはビル7階の高さ!もう圧巻です、自然の偉大さに驚嘆するしかありません。

マーヴェリックスにショックを受け、魅入られたジェイは、自分も仲間に入れてくれと頼みますが、フロスティは頑なに断ります。
複雑な家庭環境で育ったフロスティは、ヒトとの、父のように慕ってくれるジェイとの関係に踏み込むことを避けていて、また、家族を愛すると同時に、命の危険を冒してもマーヴェリックスを断ち切れない自分のサーファーの業に、心が迷っていたからです。
結局、唯一の理解者である妻の言葉に押され、ジェイとともに進み始めます。12週間のトレーニング課題という条件付で、肉体、精神、感情そして魂を鍛えることを伝授していきます。

 この教え、グッときました。トレーニングにひた向きなジェイの姿と共に。
自然と共に呼吸し、一体化すること。
大波に挑んでいくことだけでなく、全てを包む大自然、地球の一部である自分の存在を受け入れつつ、それを享受することこそ、サーフィンの原点です。改めて、サーフィンの楽しみに気づかされます。
 そして、原題Chasing Mavericksについて、大波を追い続ける挑戦というそのままの意味よりも、マーヴェリックスに挑戦する資格を得る、極めることを追求するサーファーの敬意と崇高な魂を表している、素敵なタイトルだなと連想しました。

 マーヴェリックが現れる決戦の日、あまりのモンスターWavesの脅威に、参加者は続々とリタイアを余儀なくされます。ジェイも仲間が見守る中、大波に飲み込まれ、命さえも心配される間一髪で状況で浮上してきます。しかし、近寄った救助艇に、“救助じゃないよ、僕のボードをくれ”と言って、再び果敢に立ち向かっていきます。
そして、とうとうマーヴェリックを制覇、16歳の勇気に誰もが驚き、心動かされたのです。

 ジェイは22歳の若さで他界します。(ダイビング事故)
サーフィンに没頭し、幼馴染との一途な愛を貫いて結婚、フロスティや仲間との絆、色濃く凝縮された短い人生を駆け抜けました。

 運命って気まぐれだ。
本当に本当にサーフィンが大好きだった、ひた向き。
22歳までの若さと純粋さは、その他のしがらみなんて無縁だった。
これがジェイを伝説のサーファーとして有名にした要因の全て、映画からはシンプルにこれだけだと感じました。
その上に、ヒトとの出会い、タイミングがリンクするということ、これは神様からのギフトなんだろう。
ジェイの場合は、この前髪を見据えていて掴み取ることができた、これが最終的に大切なことだと思います。

 溺れていた小学生のジェイは、フロスティに助けられた瞬間、劇的な何かをサーフィンに感じたでしょうか?

 最愛の妻を亡くして茫然自失のフロスティが、海の真ん中で独り、ボードに跨って何時間もプカプカと漂っていた時、ジェイがその姿を見つけて、そっと寄り添い、親ほど年上のフロスティを懸命に励ますシーンがあります。
海の生命力と静けさに包まれて、心の絆が伝わってくる感動的なシーンです。
 ジェイはこの瞬間、運命的なヒトとの巡り合いについて、間違いなく、何かを感じていただろうと思います。

 とにかく映画を、映像を見てください。心が共鳴する感じです。
サーフィンて、海って最高だ。心の絆って素晴らしい。