Advantage : 情熱/勇気/絆/サーファーの魂
Key : 本/映画/女性/海外/海/サーフィン
Info: 本/DVD
べサニー・ハミルトン(1990~)、ハワイ在住のプロサーファー。
2003年 13歳の時、サーフィン中にサメに片腕を食いちぎられる事故にあう
2004年 ティーン・チョイス・アワードの特別賞(全米で最も尊敬される10代の人として選ばれる)
2005年 NSSA(全米アマチュアサーファーで最も権威ある大会)のチャンピオンとなる
現在 プロサーファーとして活躍中。
人々を勇気付ける支援やボランティア活動に、精力的に協力参加している
べサニーは、ハワイ在住の美少女“片腕のサーファー”としてメディアにも多く取り上げられた時期があり、日本でも、特にサーファーには知られている存在です。
一般報道では、見た目の美しさ、将来を期待されていたサーファー少女の片腕がサメに食いちぎられるというショッキングな事故、劇的なカムバックと活躍という部分が注目されがちだと思います。
この本を読んで印象的だったのは、彼女のサーフィンへの情熱と才能、努力という面よりも、むしろ、それらを形成し、支える生活環境、家族愛について語られるていること、浮かび上がってくるベーシックな人間性、QOLについて考えさせられます。
“神様は、私に片腕を失うという事故を巡り合わせたのは、今後の生活をより良いものとするためのお心です。皆さんの愛に感謝します。”
“片腕だからできないということは殆どない。やり方を変えて、それを自分のものにしていくだけ。”
“私の経験が少しでも役に立つなら、勇気を与えることができたら、それが私の使命。”と、TVや講演に積極的に参加。
本に描かれていない、本人にしか解らない不安や葛藤は沢山あったであろう生活の中で、確かに、勇気と努力は素晴らしく、賞賛に値するものだと思います。
ただ、13~14歳の少女の、事故後間もない発言としては、落ちすぎ過ぎているような悟り感に、違和感を感じました。何となく共感しにくい、自分だったら同じような立派な行動、振る舞い、強い意志を保つことができるのか、と考えてしまいます。彼女を支えたパワーとは?
13歳の心と体は、順応性と可能性が高い。
宗教愛を大きな心の拠り所とした人生観を持っている。
家族環境による愛、QOLの概念が強い信念となっている。
サーフィンが大好きという情熱、目標が明確。
両親は共にハワイの海とサーフィンに魅せられて、アメリカの他の土地から移住。サーフィン中心の生活、そのために仕事も選択。ハワイの地のパワーを感じ、お金や地位とは無縁の人類愛、隣人と協力し合って穏やかに過ごすことに価値を見出していきます。
そんな家族の中で育ち、サーフィン、家族愛、宗教愛が幸福の価値、QOLであることが明確です。
まっしぐらなQOL感、そういう人生に憧れる部分もあります。
海とサーフィンが大好きで、人の役に立つために生きるべサニー、これからも活躍してほしいです。
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