add

Viva La Vida ビヴァ ラ ビダって、「今を生きる」 を感じること。 実在人物の軌跡、考え、心、光と闇に触れて感じるスペース ☆ 私的セレクト図書館。 

2013/12/16

カーネル・サンダースの教え (KFC創業者) 

サブタイトル : 人生は何度でも勝負できる
Advantage : ポジティブ/バイタリティ/七転び八起き/ビジネス哲学/痛快な生き方
Key : 本/男性/海外/ビジネス/実業家/KFC

Info :  http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=14181



 ご存知、KFCの顔、カーネルおじさん。
カーネル・サンダース、本名ハーランド・サンダース(カーネルは名誉称号)。

 色んな意味で、こんなにも面白さ満載の、様々な人生の事件(本人的には“チャンス”)を打破しながら進んで来たヒトなんだ、「下町のフェニックスおじさん」と呼びたくなってしまいます。
愛と敬意を込めてです、KFCさんゴメンなさい。 
今まで知らなかった、波乱万丈で七転び八起きの人生、想像以上でした。

初めての仕事をクビになる(10歳)
志願兵になってキューバで戦う(15歳)
吊橋のロープが切れ、車ごと崖下に転落。重症を負う(36歳)
商売敵と銃撃戦 
数度の破産、火事で全焼等
20回以上の転職
無一文の65歳からKFCビジネス起業

 絶対絶命の場面をくぐり抜けて、というか、自ずから好んで突き進んでいく結果のようにも思えますが、その度に自分の哲学と信念をGetしていきます。
 そして、ブレません。
この哲学を徹底する事、徹底する根幹となる個性の頑固さが、顧客と仕事仲間を惹きつけ、ビジネスの成功に繋がったということが解ります。

「神様は、何か特別なことをワシにさせるために、命を救ったのではないか。」

Myルール、10歳で初仕事をクビになった時に誓ったルール
   できることは全てやれ
   やることは最善をつくせ

心のスローガン、ロータリークラブで心を打たれた言葉
   最も奉仕する物が最大の利益を得る
   
4つのテスト、ロータリークラブで学んだビジネスのリトマス紙
   1) 嘘偽りはないか
   2) 関与する全ての人に公正か
   3) 信用と信頼を築けるか
   4) 関与する全ての人に利益があるか    

 これらの哲学徹底を支える、個性、キャラクターを表すエピソードも数多く含まれています。
組織的には不調をきたすほどの公正さ(そのせいで会社をクビになったり)、熱血漢で人情家、かなり口が悪くて喧嘩っ早い。。。
中でも、完璧主義―品質に自信が無いものは絶対に売らないという誇りと追求心―、超ポジティブでバイタリティに溢れている点が印象的で、ビジネス成功に大きく作用したと思います。

 苦境の時ほどチャンスと捕らえ、何度でもアタックしていきます。
例えば、経営していたモーテル&レストランが火事だと聞いて、大慌てで現場に向かいます。最悪は全焼か、状況が分からないまま再建プランを必死に考え、まだ煙がくすぶる中に、建設業者を連れて現れたというのです。なんというポジティブthinking&バイタリティ!

ド根性というよりも、とにかく超ポジティブで、悲壮な感じは受けません。
いつも状態は、“On”、“Movement”、止まると死んでしまうマグロ、いや、フェニックスのようです。

 無一文の65歳でKFC創業、ダテではありません。
失敗の数だけ学んできたビジネス哲学と人生、人柄もうかがえる内容は、親近感とワクワク満載のビジネス本です。

 最後に、生まれながらのショーマン、セールスマンで、自らも広告塔のカーネルおじさんは、PR戦略に長けていました。
広告コピー It's Finger Lickin' Good 指を舐めるほど美味しい、名作だと思います。
あの匂いを思い出し、食べたくなるのは私だけ?


関連Info : KFC公式サイト カーネル物語 http://japan.kfc.co.jp/tale/

        本  ぼくのフライドチキンはおいしいよ  
       
ぼくのフライドチキンはおいしいよ           

0 件のコメント:

コメントを投稿